代表者コラム

代表者コラム

教 育

子供の前で偉そうに上からものを言いながら
実は自分もたいした人間ではないとわかっています。

自分がスッキリするようなしかり方・おこり方で
子供は成長するのでしょうか。
(自分が言ってスッキリしてるだけだったりして・・・)
一度、植えつけられてしまった恐怖心はなかなか消えません。

あなたのそのおこり方を子供は見てます。部下は見てます。

「何回言わせるの!」
「どうしてわかってくれないの!」

と言いながら
実は自分も同じ言い方・同じ接し方をしています。
実は自分も同じ事を何回もしています。

その言い方
その接し方
何回もしてます

前回、ヒステリック気味に怖い顔して言って
駄目だったんだから、今回は変えればいいのに・・・

愛をもって指摘するとはどういう事でしょうか。

赤ちゃんをあやす時に偉そうにあやす人はいません。
全てを包み込んで許してあげます。

人の上に立つ者が

親 先生 上司 代表者

そんな言い方してて
そんな接し方してて

いったい誰が幸せになれるのでしょうか。

体の傷が癒えるまで時間がかかるように
心の傷が癒えるまでも長い長い時間が必要です。
やがて人は心が傷つかないように
無感動
無関心
になっていきます。

本当はみんな笑顔が好きなのにね。

わからない事を親切に丁寧に教えてあげる事は
いいことだけど
もし、乱暴な言い方をして心に傷をつけてしまったら
その傷は消しゴムでは消せません。

あなたがつけてしまった傷

雇用関係のない学生時代
クラス対抗のムカデ競争があったとして
クラス全員で足をつないで みんなで掛け声かけて走る。
でも、どうしてもついていけない子がいて
みんなの足を引っ張っちゃう子がいて
本人はみんなに迷惑をかけてはいけないと思って
真剣そのもの

そんな時
力を貸してあげたり
支えてあげたり
かばってあげたり
「元気出しなよ」
「どんまいどんまい」
で学生時代はやってこれた。

「お前のせいだ」
「いいかげんにしろ」

みんなで個人攻撃・責めて
そのクラスは勝てるだろうか?

ポートボールのチームを決める時
リーダー格の子がじゃんけんをして
強い子から順番にとっていく。
でも
やさしいリーダーは弱い子が最後まで残って
寂しい思いをしないように、先にとってあげる。
苦手な子にもきちんとボールをまわしてあげる。
子供社会のルール。やさしさ。

大人の社会に出れば競争社会
勝ち負けがある社会
甘えが許されない社会

でも、思いやりや優しさも許されないの?

株主(オーナー) → 代表者
「君はこの責任をいったいどう取るつもりなんだ」「話にならんな」
「顔も見たくない。帰ってくれたまえ。」

代表者 → 役員
「これだけ頭数そろえて、そんな発想しか出てこんのか!」
「やる気があるのかね。やる気が!」

役員 → 部長
「この件が失敗したら君に全責任を取ってもらうよ。いいね。」

部長 → 課長
「この数字はいったいなんなんだ! この数字は!」
「俺の首がかかっているんだぞ! わかっているのか!」

課長 → 主任
「何度同じことを言わせたら気が済むんだ!」
「もう一度小学生からやり直してこい!」

主任 → 妻
「うるせーな 話かけんなよ」
「疲れてんだよ」
「そんなことくらい自分で考えろよ」

妻 → 子供
「何やってんの!」
「なんでそんなことも出来ないの!」
「やめなさいって言ってるでしょ!」

個人攻撃・責めても
人は良くはならないのにね

逆なのにね
守ってやらなきゃ
かばってあげなきゃ
いけないのにね

自分より弱い(立場の)人を傷つけて
傷つけあって
何やってんだろう

利益って
人を傷つけないと出せないんですか?
どなったり、怖い顔したり
眉間にしわ寄せてイライラして
ため息をつかないと出ないんですか?

やがて人は無関心になっていきます
会社でも無関心
家庭でも無関心
自分の体にも無関心

相手を思いやって
支えあって
かばいあって
励ましあって
明るく楽しく
みんなが生き生きして
利益を出せる会社(組織)が
あればいいのに

人間の能力に差があるのは当たり前

「出来る人」って偉いのですか?
「出来る人」は偉そうなのですか?