カンボジアでは、プノンペンやアンコールワットの近くなど有名なところにボランティア団体の寄付が集中している現状があります。カンボジアの地層はボーリングで穴を掘ると微量のヒ素が混ざっている事が多く危険を伴います。水素検査をせずにお金だけを渡して地元の業者に井戸を掘らせていたのでは、有益な結果を生まないこともあるのです。
また、誰が作ったのかという石碑をわざわざ作り名前を掘ってアピールするという行為も目立ちました。
私たちは、多くのボランティア団体が目を向けない小さな集落まで足を運び、水素検査を繰り返し、何回もボーリングをして井戸を作らせて頂きます。これからの日本の未来を担う若者・学生とともに、ガラス玉のようなきれいな目をした子供達と触れ合う事により、与えているのではなく、逆に与えられている事に気づかされる学びの旅となりました。
現在、6ヶ所に井戸を設置させて頂きました。(2014.12月現在)